溶岩の綿飴と低音ホイホイ

Central Avenue

オーダーしていた消音材が届いたようです。

こちらのアパートや一軒家の壁にはグラスファイバーの緩衝剤が2x4の角材の間にはめ込まれています。
(安いアパートは入っていないものもあって、隣の部屋の音がだだ漏れだったりするようですが...。)

グラスファイバーは主に断熱材として使用されているので、消音防音効果はあまり望めません。
無いよりは増しという程度なので、スタジオには向きません。

通常のの建築に使われるグラスファイバーはHome Depotとかに行けばいつでも手に入るんですけど、この消音材はストックしていないらしく、メーカーに発注して届くのを待っていたんです。

それが届いたので、早速次のステップにいってみようという事に♪

どどどぉぉぉ~~~~~ん!!!!!

おわっ!!
凄い量ですね!!

ちなみに、この消音材は「Roxul」という商品で、レコーディングスタジオの消音材に使われていて、そちらの世界ではポピュラーなものだそうです。

シュンさんが友人のミュージシャンやスタジオ関係者、レコーディングエンジニアに聞いて回ったところ、「グラスファイバーなんか意味無いから少し高くてもRoxulにした方が絶対後悔しない。」とアドバイスをもらい、このRoxulの登場となりました。

Roxulはなんと、岩を溶かしてから綿飴状の繊維にして、それを板状に加工したものなんです。

つまり....溶岩でできてるんですよ!!!

ちょっと動画のリンクを用意したんで見てみて下さい。

How It’s Made – Roxul Stone Wool Insulation

なかなか優れものの防音効果ですよね。

心強い味方がやってきたということで、次のステップに工事は進みます。

ベーストラップというのはレコーディングスタジオには常識的に設置されている消音ツールのひとつでして、低音をカットする効果があります。

低音は高音と違って波長が長いので、部屋の角で溜まってしまうそうです。
部屋の角で低音が反射しきれなくなって音溜まりができると、そこで低音が倍増されて、ミックスのときのモニター音がスッキリと聴こえずに低音がもわもわとなってしまうのだとか。
大きな音で曲を聴いている時やスタジオでのリハーサルの時などに、部屋のコーナーに立ってみると体感できるかもしれませんよ。

そこで、部屋のコーナーの大きなスペースに消音材を立てたり、壁にかけたりして低音の乱れを抑えるのがベーストラップという事なんですね。

ゴキブリホイホイの低音版ってヤツでしょうか。

ベースをトラップするんでベーストラップ。
言われてみれば、そのまんまですね。

シュンさんいわく、これがあると無いとでは雲泥の差なのだとか!

シュ「ベーストラップが無いスタジオなんて考えられないって!
そんな所でレコーディングやミキシングなんてできないよ。
音が反射しまくって酷いことになるから!」

スタジオで仕事をしまくっていた経験者の貴重なアドバイス。
これは実行すべし!!

ベーストラップがイメージできない人は、この動画を見ればどんなものか分かるのではないでしょうか?

GIK Acoustics: The Basics, Bass traps, Diffusion, Panels

 

 

ベーストラップの効果は、この動画がとても参考になると思います。

この効果には驚かされると思うのでぜひ見てください。

Acoustic panels effect: cheap room treatment
*該当画像が共有できない設定だったので、オレンジ色のタイトルをクリックしてリンク先でご確認ください。

恐るべし、ベーストラップ!!
かなぁ~り効果ありますよね!

ペロってめくったら、
「おぉ~、沢山取れてる取れてる!!」
ってぐらい低音が取れるのではないでしょうか♪

...なんか嫌な表現ですが...。(^^;

しかしながら既製品を買うと結構高いので、Roxulを使って自作しようというのがシュンさんのプランなのでした。

そんな訳で、早速作ってみました。
Let’s DIY !!!!
(こっちの人はそんな言い方しないんでしょうけど....)

角材を組んで、ネイルガン(NailGun=釘を打つ機械ですね)でバシバシと固定していきます。

はい、いっちょあがり~♪

手前には壁掛け用の小さなものを立てかけています。

 

この調子で小さいものもいくつか作って、天井と正面の壁のコーナーにあてるものも作りました。
(左側の画像正面で横長に寝かせているものがそれです。)

山積みのRoxulのパックをレコーディングブースにしまって、この日は終わりです。
電気の配線もこんな感じで進んでいます。

さぁ、次はRoxulを壁に組み込むぞぉ~。

なんかスタジオを作っている気がしてきましたよ~♪
あ!こんなところにネイルガンが!
やっぱり写真撮ってたんですね。
良かった良かった~。

赤いネイルガンと謎の三角形.....。

一体これは何を意味するのか?

答えは次回っ!!!

 

(オヤジバンドブログ「Central Avenue in Los Angeles」から転載しました。)

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