残暑お見舞い申し上げます。

みなさん、この夏はいかがお過ごしですか?
僕はと言えば、え?誰も聞いちゃいないですって?
まぁ、そう言わずに聞いてってくださいな。

さて、僕はと言えばですね、千花さんライブが終わって「この夏はサイトと音源の製作に精を出そうかなぁ〜♪」と一息ついていたところ、マイキーと幸ちゃんを中心とした毎年恒例の企画バンド「2世ウィーク・ラストミニッツ・バンド」にお声がかかりまして、2、3年ぶりに演奏に合流することになりました。

担当パートはアコギです。

うん、自分の弾ける楽器で一番苦手なアコギです。

なんてったってアコギで今まで納得できる演奏があった試しがありません。

これは気合を入れて気持ち良いグルーブを表現できるようになっていかないと!

自分はアコギのストラム(ジャカジャカって弾くやつですね)が苦手なのですが、1曲だけアップテンポでしかも微妙にスイングフィールな曲がありまして、その曲用に時間があればギターを手にとってひたすらリズムトレーニングをしていました。

恵まれたことに調整に出していたメインのアコギが本番前日に帰ってきまして、今までとは段違いな弾きやすさと安定感を手に入れることができました。

当日の朝も新しいセッティングのギターに慣れるために弾き倒し、本番前の全体リハも悪くない感じでした。

よし、今回はいけるかもしれない!
後は本番のトラブルに対処するだけだ!

そして午後の日差しの中をメンバーのみんなと楽器を運びながら演奏会場であるリトル東京のストリートに向かいました。

毎年、この時期はリトル東京で「2世ウィーク」という日系人の方達のお祭りがあります。

全米日系博物館の前の仮設ステージでライブ演奏やダンス、演武、和楽器の演奏が行われ、その周りにたこ焼きや焼きそばなどの出店が集まります。

ちょっとした市民フェスティバルみたいなものだと思ってください。

夕方になるとパレードが始まり、LAPD白バイ隊のデモンストレーション、在LA領事や商工会議所の重鎮、2世クイーンや日系人で構成された442部隊の退役軍人の方々などがパレードの車から手を振り、阿波踊りや日本の祭りさながらの踊り、柔道や空手のパフォーマンスなど日本にゆかりのある団体が練り歩きます。

近年では日が暮れた頃には本場秋田からやって来られたねぶたの方達がLAで製作されたねぶたの山車とともに迫力あるねぶたでパレードを締めくくります。

夜の街を光に包まれたねぶたが荒れ狂う様はとても力強く、幻想的でした。

自分がLAにいることを忘れ、日本の夜祭りに来たような感じでした。

はぁ〜、日本良いなぁ〜。

あ、バンドの話でしたね。

僕達はパレードが始まる直前に余興としてパレードが通るストリートで演奏するバンドです。

もちろんパレードがメインなので、このバンドはいつも時間の制約を受けます。

演奏曲目が時間切れで削られてしまうこともよくあります。

セッティングにはかなりの余裕を持っていたはずなのですが、やっぱり時間はかかるものでして、もう時間だし仕方無しと、マイクが風の音を拾ってノイズが多いままの状態で演奏が始まりました。

屋外演奏は風が厄介ですね。
マイクがボーボー言うわ、譜面は風でめくれるわ、なかなかタフな環境ですよね。

リハと違って音量のバランスが難しく、音量を稼ごうとしてアルペジオで指に力を入れすぎてグルーブが乱れたりしましたが、その辺りは今後の課題にしたいと思います。

結構アコギと歌だけになる箇所が多かったのですが、多少は自分のテンポも安定してきているようで慌てず崩れず無難にこなせたのは自分にとって成長を感じられるポイントでした。

ここのところ「安定感」を最優先して練習してきた成果ですね。

さぁ、最後の曲はギターのストラミングが肝!
レパートリーの中で一番厄介で自分の今のレベルが突きつけられるナンバー。

この夏の特訓の成果が出るか!?

この夏の自分的総決算、まさにピークの瞬間がやってきました!!!

吉幾三!

じゃなくて、よし、行くぞっ!!

ギターから始まる曲なので頭の中でリズムを確認し演奏モードに入ります。

「ワーーン、トゥーー」

そこで現れる黄色いTシャツのイベントスタッフおじさん。

「パレードがもう来るから終わりだよ〜〜」

ぬぁんですとっっっっ!!!!!

そんなオチですかぁっっっっ!!!!!

後ろ髪を引かれながらも渋々と引き上げるメンバー達。

そんな訳で、最後の曲は演奏できずじまいで尻切れとんぼで終わってしまいました。

まぁ、ヘマせずに済んだからそれはそれで良いかなぁと想いましたが、最後に盛り上がって終わる予定だったのでしんみりした曲で終わってしまったのが残念でした。

見てくれてた方々が楽しんでくださってたなら良いんですけど。

でもここで強引に演奏を続けてパレードに支障をきたすようなことを選ばなかったメンバー達を僕は尊敬します。

あくまでもパレードがメインですからね。

その後にやってきたLAPD白バイ隊のアクロバチックなパフォーマンスを見て一同「これはちゃんと撤収しておいて正解だったね〜。あのままやってたら轢き殺されてたわぁ〜。」と納得しました。

引き際って大事かもしれませんね。

そんなこんなの僕の今年の夏のお話でした。

その後、パレードを最後まで見て2世ウィークを堪能しました。

家に帰ったら水分不足で熱中症になっていたらしくダウンしてしまいました。

燃えたよ燃え尽きたよ、真っ白にな。
(昭和の名作、あしたのジョーより)

そう言えば、あっちゃんバンドの時にも熱中症になってましたよね。
学習してませんねぇ。

みなさん、LAの夏は熱中症にご用心です。

今年のバンドの編成は
シンガー
エレキギター
アコースティックギター
ベース
キーボードx2
ウクレレ
ギタレレ
ピアニカ
コンガ
カホン
さらにはタップダンサーまでいるという大所帯でした。

来年も僕がお呼ばれするかは分かりませんが、毎年2世ウィークのパレード前には1st Streetで演奏してますので、来年のパレードにお越しになられる際には是非演奏を見に来てくださいね。

さてさて、今年の夏のイベントが無事に終わったことですし、しばらくはゆっくりと休んで次に備えましょうかね。

この夏の総括の長文にお付き合いくださってありがとうございました〜。
m(_ _)m