僕にとってLAでのRiocato音楽活動の出発点となるTribal Cafeで久しぶりに弾き語りをしてきました。

いやぁ〜、CAN-ZOで毎週演奏しているとはいえ、やっぱりお店でのBGM的な演奏とは勝手が違いますね。

視線が演奏者に釘付なので、かなり緊張しました。

演奏の場数はそこそこに増えたとは言っても、BGM的な演奏とアーティストとしての演奏ではまた別物ですね。

とはいえ、CAN−ZOでの演奏の経験が意味がないわけではありません。

緊張はしていましたが、音への意識の向け方や集中度が以前とは違っているのが分かりました。

ちょっと意識がばらけてもすぐに音に戻れる感じで、そのまま浮ついて突っ走ってしまうようなことが無くなっていたのは大きな収穫でした。

欲張って良いところを見せようなんて気持ちも無くなっていて、できる範囲でしかありませんが丁寧に音を練って聴き手さんに届けること、曲や音、そこに込められた想いを味わい楽しんでもらえることを第一にして演奏をすることができたのは、僕にとって何よりも「あぁ、これだよなぁ〜」とRiocato音楽活動の核を実感させてくれました。

 

そう、自分がやりたいことはこれなんだよなぁと、笑顔で拍手を送ってくれる客席のみんなを見てしみじみと感じました。

演奏はね、やっぱりミスがあったり、歌詞や進行を覚えきっていないせいで譜面を見ながらとなってしまっているなど反省点があるのですが、それでも音楽や雰囲気を楽しんでもらえたのが多くの人から伝わってきて、まずまずの合格点といったところでした。

見ず知らずの人、しかも他のバンドを目当てに見に来ていた人達から笑顔で「You are so good!!」なんて言われるのは、やっぱり嬉しいものですね。

 

今回の演奏では、ギターよりも歌の安定度が自分にとって大切な点でした。

Tribal CafeでRiocato弾き語りの活動を始めたのが6年前。

それから何度か弾き語りをしましたが、自分の歌の不安定さが大きな課題でした。

通勤の車内で毎日歌って少しづつ改善されてきていましたが、まだまだ実用レベルではありませんでした。

それがとても有り難いことに、自分自身を見つめ直す心の旅を経て、自分の心の重心が低い地点で落ち着いたことで声に低音の深みと響きが生まれるようになったのが大きな後押しとなって、やっと使える段階に入ってきたことを感じます。

それを実際の演奏で活かせるかどうか、そんな試みが今回の弾き語りでの大きなトピックでした。

それがうまくいけば、きっと聴き手さん達の心に触れることができて、思い思いに音楽を楽しんでもらえると思っていました。

うまくいかなかったら、まぁ残念な結果で一人で舞い上がって終わってしまうかなぁと。

演奏者、パフォーマーとしても、また一人の人間としても、自分自身の成長を確かめるとともに、現在の自分の度合いを測る演奏となると確信していました。

結果として、多くの笑顔と拍手に包まれて、とてもとても有難い演奏となることができました。

聴き手の皆さんが喜び楽しんでくれたのが何よりも嬉しいです。
少しは、自分の演奏で誰かにほっこりしてもらえたかなぁと。

自分のしたいことが少しはできたかな、できるようになってきたかなと。

演奏という場を通じて、言葉の壁のないところで一緒に愉しみあえるのは本当に素敵なことですよね。
今回の反省点や己の未熟な部分は、日々の修練で克服していき、さらに安心して落ち着きながらもっと深い部分で心地良さを味わえる「ほっこり空間」を生み出せるようにしていきたいものです。

 

 

今回のTribal CafeでのアコースティックライブイベントはPoelのバンド「The BMP」が主宰していて、「The BMP and friends」というタイトルが付いていました。

メンバーのPoel、Raanen、Geneはそれぞれにナイスで、彼らの仲の良い演奏を見るのも楽しみの一つでした。

演奏を楽しめるバンドというのは沢山あると思いますが、メンバー間で醸し出される雰囲気を味わい楽しめるというバンドは稀だと思います。

良いバンドを見たときに自分も参加したらどうなるかなぁなどと頭をよぎることもあるのですが、The BMPに限ってはこの3人じゃなきゃ有りえない、この3人だからこそなんだよなぁと深く実感させてくれます。

これってバンドの持つ一番大きな魅力ですよね。

ハチャメチャでわんぱくで、いたずらっぽくて実験的、何が出てくるか分からない、おもちゃ箱のようなバンドのThe BMP。

彼らの悪ガキぶりはいつでも楽しみです。
そんな彼らにフレンズやファミリーとして声をかけてもらえるのは本当にありがたいことだなぁと思います。

昨日のRaanenのMCでありましたが、それは演奏者だけに限らず、昨日見に来てくれた人達も彼らのフレンズであり、ファミリーです。

そんな彼らのヒューマンな魅力を感じさせてくれる心地の良いライブイベントでした。

 

 

そういえば、演奏の前日に虹のかかった雲を見たんですよ。

空は普通なんですけど、雲の一部分だけに虹がかかっているという綺麗な雲でした。

写真を撮ってみたんですけど、雲の虹の部分の光が思ったよりも強かったようでiPhoneでは綺麗に撮れませんでした。

ネットで調べてみたら、この現象は「彩雲」と呼ばれる現象みたいで、見た人には幸運が訪れると言われているそうです。

こちらのサイトを見ると彩雲がどのようなものかわかりやすいと思います。

夜空を見上げた時に、月の周りに輪っかがかかっていることって時々ありますよね。
あれが日中に雲に対して起こる現象だとイメージすると想像しやすいと思います。

この写真の太陽の左の少し離れたところに、一部分だけ強く輝いている雲がありますよね。
そこに虹色の模様が現れていました。

それなりに起こっている自然現象みたいなんですけど、自分のことばかりで頭がいっぱいになっているとなかなかそこまでは気がつけないものですよね。

こういうサインを見られるようになったのも心の旅の成果のひとつかもしれないなぁとしみじみと思いました。

今度はどんなサインを感じることができるのかな?

ワクワクと楽しみにしながら心と音を紡ぐ旅をさらに深めていきたいなぁと思うTribal CafeでのRiocato原点回帰の記念すべき弾き語りの夜でした。