先週末、この夏の僕的メインイベントが終わりました。

それは毎年この時期に行われる全米最大の日系人のお祭り、2世ウィークでの演奏でした。

土曜日の七夕祭りのステージでのカオルちゃんのサポートと、翌日のパレード前のストリートでの「2世ウィークパレードオープニングバンド」での演奏と、2日連続でアコギで演奏してきました。

カオルちゃんは毎年七夕祭りのステージで演奏している常連で、今年のステージは僕がギターでカホンがカズ君というトリオ編成。

一昨年まででしたら、自分がアコギを持ってもろくな演奏にはならなかったんですけど、ここ最近やっとアコギの弾き方が掴めてきたようで(何年弾いてるんだかって感じですけどね)、変なプレッシャーを自分に与えること無く演奏に向かうことができたのは、自分的には成長を感じられる一面でした。

 

しかぁ〜し!!!

物事は良いことばかりではありません!

やはり、落とし穴が待っていました!!!

 

落とし穴、その1

セッティング中に譜面台破損!

イベントの仮設ステージなので、ステージに貼っている板も完全な平面ではなく、ところどころ凸凹していたり、振動で揺れたりします。

譜面台を立てて、少し傾いていたので「あれ、ちゃんと立ってないのかな?」とちょっと譜面台の足を開こうと譜面台を下に押し付けたら「くにゃっ」と変な感触が.....。

その後、ぱったりと倒れる譜面台....。

へ?

「おぉ〜い、しっかりしろ〜」と励ましても、もう立ち直れない譜面台。
どうやら足の可動部分を止めているビスが歪んで外れてしまったようです。

直そうにも簡単に修理できるような状態ではありませんでした。

「これは困ったなぁ〜。仕方がないから予備の譜面台を使うかぁ〜。」

と車に常備している予備の譜面台を取りにいったのですが...

「あれ?あれれれれ?ないじゃん?」

あるはずの譜面台がありません。
車の中をくまなく探しましたけど、やっぱりありません。

仕方がないので譜面はステージに直置きにして演奏することに…。
直置きでも読める字の大きさだったことに安心したところでサウンドチェックが終わり、演奏が始まりました。

 

「PAのバランスが良くてやりやすいなぁ〜。これは安心して演奏できそうだなぁ」なんて思ったのもつかの間、一曲目でいきなり第2の落とし穴にハマってしまいました!

しかも、かつてない体験をしてしまうはめに!!
その曲はちょっとブルージーなアプローチで、定番的なストレッチフレーズを使う箇所があったんですけど、普段より低く構えたギターで低音減でのストレッチフレーズはなかなかキツいものでして、下手したら指がつるよなぁ〜なんて思ってたら、えぇ、きてしまいましたよ「ピキッ」と!!

「いったぁ〜〜〜〜!!!! つったつったぁ〜!! 指つったぁ〜!!!」

8月に入り、仕事が妙に忙しくなって睡眠不足と疲労がたたっていたのでしょうか、体が柔軟性を欠いていたようです。

つったのは左の人差し指。

ということは...バレーコードなんて抑えられません。

人差し指が中指も引っ張ってしまって、実質中指も使い物になりません。

(困ったぞぉ〜〜〜!!!)

薬指を寝かせて弦を抑えたり、アクセントを強く入れてアタック感でごまかしたりして指の回復を待ちましたけど、やっぱりつった指はそのまま突っ張り続けています。

(痛い〜、抑えられん〜、指曲がらん〜!!)

1小節犠牲にして右手でつった指を曲げようとしましたけど、効果ありませんでした。
さぁ、曲は静かなパートに入ります。

(ヤバい、ヤバいぞぉ〜〜!!!)

そのパートはギターをボロロ〜ンとロングトーンで鳴らせてカオルちゃんがしっとりと歌う場面です。

(無理無理無理無理! コード抑えられる状態じゃないからみっともないことになる!)

カオルちゃんがお客さんをあおるために頭上でタンバリンを叩くのを見て、しれっとギターを弾くのをやめてハーモニーで合流して、その間に指をストレッチすることに!

4小節でも回復しないので、強引に8小節引っぱりましたが、やっぱり回復はしませんでした。

演奏中につるって本当に最悪ですね。
コンディションを整えておく大切さを痛感しました。

その曲は結局つりっぱなしで終わってしまい、2曲目が始まる前に必死でストレッチをして2曲目へ突入です。
これがまた2曲目が指をよく動かす曲だったものでねぇ、冷や汗ものでしたが、なんとか乗り切ることができました。
指の様子を見ながらの演奏でその日のステージは終わってしまいましたが、いただいた感想からは自分の指がつっていたのは気づかれていなかったようで、演奏を楽しんでもらえて一安心でした。

細かいミスも多々あったんですけど、指がつったことに気を取られていたということにしておきましょう♪

 

 

さて、翌日の朝、車の中を探せど部屋を探せど、予備の譜面台は見つけることができませんでした。

仕方がないので、壊れた譜面台の潰れたピンを取り外してボルトで固定することにしました。

でも、このピンがまたやっかいなものでして、簡単には外れてはくれません。

ペンチで何とかなるかと思ったんですけど、そうは問屋が卸してくれず、結局、金属ヤスリで削って取り外すことになりました。

当日の朝、時間があれば練習をしていたいところなのですが、ヤスリをもって工作タイムです。

1時間ぐらいかかったでしょうか、なんとかピンを外すことができ、丸やすりで穴を広げてボルトで固定することができました。

よし、これでなんとかなるぞ〜!

時計を見れば、もう出かける時間。

余裕を持って会場入りするつもりだったんですけど、なんでこうもギリギリになってしまうんでしょうねぇ。
さてさて、日曜日に演奏したこのバンド(去年までは「2世ウィーク・ラストミニッツ・バンド」という名前だったんですけど、今年から「2世ウィークパレードオープニングバンド」と改名したみたいです。)は毎年2世ウィークの時期に集まれるメンバーで集まって演奏する企画バンドなんですけど、今年はホーンセクションが参加してくれて豪華な演奏になりました。

ホーンセクションと一緒に演奏することって始めてだったんですけど、やっぱり良いものですね。
ホーンセクションがソフトにコードを担当する時は、何とも言えない美しさにため息が出てしまいます。

こちらは指がつることもなく、大きなトラブルにあうこともなく演奏することができました。

応急処置の譜面台も問題なく活躍してくれました。

去年よりも落ち着いて音色を意識しながら演奏できるようになれていたのは収穫でした。

まだまだ立派な演奏者とは言えませんが、もうちょっと練習を積み重ねたら自分がイメージするものに手が届くんじゃないかなぁ〜と思えるところまでは来れたようです。

コツコツと積み重ねていって、もうちょっとうまく弾けるようになりたいものですねぇ。

演奏力はまだ大したことない自分ですが、こうやって声をかけてくれて演奏に誘ってくれる仲間がいるというのは本当にありがたいことです。

一年に一度の夏の企画バンド。

リハの時には、「久しぶり〜、元気にしてた〜?」から始まるのが、なんとなく同窓会みたいというか、再結集みたいな感じで面白いです。

そして演奏が終わると、「今年も楽しかったね、じゃぁ、また来年♪」と、後ろ髪を引かれるような寂しさと、また会おうねという親しみを込めつつ声を掛け合い、それぞれの日常に戻っていく仲間達。

やりきったなという充実感、もっとこうしたらよかったかなという反省とともに、今年の夏が終わったことを感じる場面です。

来年も声がかかるか、スケジュール的に参加できるかは分かりませんが、来年再開するまでにはまた少しうまくなっておきたいなぁと心に誓う夏の日なのでありました。

さてさて、夏のイベントも終わったことですし、自分の音楽に戻るとしますか♪