LAは色んな人が暮らしていて、色んな生活レベルの人達がいます。
驚くほどのお金持ちがいるかと思えば、母国語でない英語で言葉の不自由を抱えながら経済的に恵まれない環境で暮らしている人達もいます。
人種も言葉も経済環境も、本当に雑多な街なんだなって思います。
そして、食文化も実に多様です。
今日はスタジオ集合前にユキさんお勧めのBBQチキンにトライしてみました。
場所は、僕らのバンドの名前の由来になっているCentral Avenueとフリーウェイ10号線の角の...お店じゃなくて、駐車スペース!!
え? 駐車スペース?
そう、屋台なんですね。
車の修理サービスのパーキングスペースの一角に、週末に仮設のテントを張って営業しているのだとか。
こんな感じでした。
テントの中にテーブルが用意されていて、修理待ちのメキシカンのファミリーが和気あいあいと食事していました。
ヒビ割れたアスファルトの裏通りにチキンを焼く煙がもうもうと立ちこめていて、実に野性的です。
LAはハリウッドやサンタモニカ、ビバリーヒルズばかりじゃありません。
こういうところも、とてもLAっぽいと僕は思います。
低所得者層の移民が逞しく暮らしているのもリアルなLAの姿です。
丸ごと焼いたチキンを大きな包丁で豪快に一刀両断している姿に、中南米の人達の気質とバイタリティを感じました。
「写真? よせよ、照れるじゃないかよ~。」
いやぁ~、それにしても美味しそうです。
LA名物、ストリートのBBQチキンってところでしょうか。
写真を撮っていたら、食事をしていたオジサン達が「アミーゴ! 俺らも撮ってくれよ~♪」ですって。
ラティーノの人達って陽気でフレンドリーですよね。
LAののんびりとして開放的な雰囲気って彼らの存在が大きく影響していると思います。
太陽の国からやってきて、荒れたアスファルトの上で逞しく生きる彼ら。
後ろのドアを開けたワゴンの中で、工具と油にまみれながらチキンにがっつくラティーノの姿が印象的でした。
エンターテイメントビジネスが盛んな街、Los Angeles。
この人工的で巨大な街は彼らの存在無しには機能しません。
今日のランチはハーフチキン、トルティーヤつきで$6。
このホットソース、ムッチャクチャ辛いです!!
さぁ、ラティーノパワー充電で今日のレコーディングに突入です。
For You のギターソロはユキさん担当です。
(オヤジバンドブログ「Central Avenue in Los Angeles」から転載しました。)
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