今週はドラマーのウメジュンさんが合流できたので、進行中の「 For You 」を置いておいて、ユキさん作曲の「Last Love Song」のドラムの録音が行われました。
実はこの曲はウメジュンさんがCentral Avenueに参加してくれるきっかけになった曲です。
ゆったりとしたテンポの曲なのですが、ソフトなシャッフル感が絶対に欠かせない曲でして、今までCentral Avenueに何人かのドラマーが参加してくれているんですけど、なかなか適任の人に巡り会えないでいたんです。
ドラムのレコーディングが良い結果にならなかった時に、いつもシュンさんが「こんな時にウメジュンがいてくれたらなぁ~。」って言っていたのが印象的でした。
シュンさんがそこまで言う人ってどんな人なんだろうって、想像するだけの人でしかなかったウメジュンさん。
「どうも、ウメジュンです♪」
気取ったところも、カッコつけたところも無くて、素朴な雰囲気がするナイスガイ!!
その自然体で飄々とした雰囲気がとても印象的でした。
そして、人柄だけでなくプレイでもメンバーみんなを一瞬で魅了してしまいました。
それまで何人ものドラマーが挑戦しても良いフィーリングの録音ができなかった「For You」をセッティング込みで数時間で終わらせてしまったんです。
しかも、予想外に嬉しいハプニングが!!
数曲レコーディングで参加してもらえれば嬉しいと思っていた状況だったのですが、ウメジュンさんから「他の曲も叩かせて下さいよ! いつでもスタンバイしておきます!!」って言ってもらえて、積極的に参加してくれる事になったんです。
更には、現在のLAのレコーディングの現場で養われたエッセンスを持ち込んでくれて、編集でも新たな風を吹き込んでくれました。
ウメジュンさんの登場はCentral Avenueにとって大きな転機になっているのは間違いありません。
LAの「今」のプロの現場にいる人がメンバーとして参加してくれている、もうそれだけでも周りのメンバーにとっての意識改革になります。
いつか出逢えたら良いなぁと思っていた人が今はレコーディングに参加してくれているなんて本当に恵まれていますね。
ウメジュンさんとの出逢いという嬉しいハプニングを呼んでくれた「For You」。
しかし、喜んでばかりではいられません。
ドラムのテイクがプロクオリティになったことで、他のトラックのタイミングやニュアンスの甘さが気になり始めました。
今までOKとなっていたレベルではもう満足できなくなってきたんです。
しかも今回、ウメジュンさんの希望でドラムを録り直す事になりました。
いつものように数時間で録音が終了して.....
また、「For You」がグレードアップしました!!
今までのシャッフル調から洗練されて、ゴーストノートが効いていてるオシャレで軽快なサウンドになりました。
あれ? ウチのバンドにジェフ・ポーカロが来たの?
....そう言いたくなる曲に変身しました。
ドラマーの生み出すノリが、そのまま楽曲の命になるんだって事を再認識させられました。
Central Avenue が次のレベルへと向かうきっかけになった「For You」。
さらに、進化していっています。
こちら、ウメジュンさんが初めて来てくれた時のウメジュンさんのブログです。
http://umejun-usa.jugem.jp/?eid=56
(オヤジバンドブログ「Central Avenue in Los Angeles」から転載しました。)
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