考えていたら遅すぎる世界?

Central Avenue
「あ~なって、こうなって、こうでしょう!!」音源と格闘するシュンさんです。

メンバーの意識が高まるにつれて楽曲制作のペースがあがってきて、クリエイティブな雰囲気が漂うLAダウンタウンのスタジオから今日もレポートをお届けします。

僕達が制作に使っているDAWソフトはPropellerhead社のReasonです。
この記事を書いている時点での最新のバージョンはReason6で、もうすぐ次のバージョンがでるみたいなんですけど、なかなか凄い機能が搭載される事になっているみたいです。

それにしても、このReason、ミュージシャンにとって使いやすく設計されていて本当に重宝しています。

もちろん、他のソフトもきちんと使い方を把握していればサクサクと制作が進むんでしょうけど、その使い方を覚えている時間があったら早く楽曲を仕上げていきたい僕達には、感覚的に操作できるReasonは強い味方なのです。

音色の調整もパラメーターをいじると言うよりも、機材の摘みを操作している感覚で扱えるので、Reasonという楽器を手にしているような気分で、とても音楽的に編集作業ができています。

ソフトの使い方に時間を奪われるストレスが無く作業が進められるというのは、さすがpropellerhead社です。

アイデアが閃いた時にそれを逃がさずに音に変えていけるというのは、なかなか快適です。

ただ今「Feeling of Sorrow」の制作中なのですが、閃きをどんどんReasonのトラックに組み込んでいくシュンさんを見ていると、いかに閃きやすい状況に自分を維持しておくことがミュージシャンにとって大切な事かと教えてもらえている気がします。

閃き....
これがあると無いとではミュージシャンとしては天地の開きほどの違いになってくるんでしょうね。

「色んなジャンルの音楽をしつこいぐらいに聴きまくるしかないよね。コレだって感じるものがあったらそれをひたすら聴く! 100回でも1000回でも! そのうちに、そのエッセンスが体に養われていくんだよね。」

シュンさんの言葉なんですけど、結局そこなんだなぁって思わずにいられませんでした。

最近、よく考えるようになった事なんですけど、頭で理解しようとしてもしきれないことって沢山ありますね。

考えていても追いつかない世界。

音楽の世界もそれが顕著な世界だと思います。

考えている間に、どんどんその瞬間からフィールから取り残されていってしまいます。

瞬間の閃きを大切にするのなら、考えて理解する領域とは異なるスポットに自分を置く必要があるんだなって感じます。

考えても追いつけない世界。

思考では辿り着けない領域。

その感覚を持っていればOK、でも持っていなければ入れない世界....。

どんな世界にも言える事だと思いますけど、知れば知るほど深く広大な領域が待っているんですね。

今、目の前に今まで知らなかった世界が現れ始めているのを感じるLAの夕暮れなのでした。

 

(オヤジバンドブログ「Central Avenue in Los Angeles」から転載しました。)

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