数週間前の話になりますが、僕がベースで参加しているアッちゃんバンドの演奏がリトル東京の2nd St. Jazzという小さなクラブでありました。その時にシュンさんとユキさんが見に来てくれて何か思う所あったらしく、最近のCentral Avenueは楽曲の制作よりも実際の演奏の練習に重きを置くようになっています。
レコーディングでのクオリティがそこそこのところまで来ているので、次の課題はバンドでのライブパフォーマンスに磨きをかける事です。
やはりバンドなのですから息のあった演奏をできるようにならないといけません。
自分達がレコーディングしたトラックなのに、実際に演奏をしてみると、それをきちんと再現するのも難しいものだなぁと実感する日々が続いています。
それぞれのプレイヤーの音色のセッティング、音量が変わっただけで他の楽器のパートが埋もれてしまったり、ハーモニーが聴こえなくなったりしてしまうので、個人のセッティングだけでなく、他のパートとの兼ね合いのセッティングが重要なんだななどと改めて学ぶ事が多く、プレイヤーとしての意識が高まっていくのを感じます。
残響の酷い部屋でのリハーサルなので、なかなかスッキリとした音にまとめるのは難しいのですが、そこをきちんとまとめあげられるだけの演奏ができれば、バンドとして1ランクレベルアップできるのは間違いありません。
それなりに楽器の暦の長いメンバーなのですが、なかなか全体の音から自分の音を調整していくというのは難しいもので、まだまだ全体の音が奇麗に聴こえるとは言えない状況です。
これは、個の楽器の演奏経験とは違う分野の実戦経験が必要な部分なんでしょうね。
たとえ誰かがきちんとした設定を出していても、他のメンバーの音がきちんと設定が出ていなかったり、自分自身の音しか気にかけていないというような事があると、バンドの音は全く締まりのないだらしのないサウンドになってしまいます。
こういう所がきちんと出来上がっていないところが、まだまだプロにはほど遠い部分なのだと痛感します。
「ちょうど良い音量で、きちんとした音を出す。」
簡単そうで、なかなか難しいものです。
まだまだ、自分はプレイヤーとしてのスキルが不足しているなって痛感します。
でも、それはどこを直せば良いのかというサインになってくれているので、効率よく課題の消化に取り組めている気がします。
しばらくの間は、この残響の酷い部屋でバンド全体の音を築いていくためのリハが続きそうな様子です。
でもちょっと心配なのが....こっちの定番、週末のオヤジのスポーツ観戦と同じような状況になっていく危険をはらんでいる事です。
週末に仲間で集まって音を出すのが楽しいね状態になってしまうのか、それともきちんとバンドとしてのアンサンブルに磨きをかける方向に意識が高まっていくのか。
オヤジバンドからバンドがとれてオヤジになってしまうのか、それともオヤジから脱皮してバンドになっていくのか....Central Avenueの運命の分かれ道だと僕は感じています。
シュンさんの意識レベルに他のメンバーが追いついていけるかどうかが鍵なのは間違いありません。
さてさて、どうなるのかCentral Avenue!!!???
こんな感じで機材を並べてリハーサルをしています。
(オヤジバンドブログ「Central Avenue in Los Angeles」から転載しました。)
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