オトナバンド「Central Avenue」のスタジオ工事、ボチボチと進んでいます。
電動ドリルや電動ドライバー。パワーがあってグイグイと穴をあけたりネジを回してくれたりするのは良いのですが、やはり丈夫でパワフルな業務用だけあって、ツール自体がなかなか重いです。
マッチョでスパルタンなコンストラクターならいざ知らず、僕らはひ弱でインテリ(?)なバンドマン。
指先の繊細な動きに細心の注意を払うプレイヤー、ピックや指先のニュアンスが勝負の世界。
ギターやベースとは勝手が違うので、本職の人達とは進行具合がやっぱり違います。
「うわっアブねっ!!」
「マジかよ、この木固ぇ~!!」
「あれ~、ドライバーどこやった~?」
「のこぎり恐っ!!!」
「脚立、倒れないように気をつけてね~。」
「はい~。」
「ガッシャ~ン!!」
「そこ、天井の梁に頭ぶつけないようにね。」
「オッケーです♪」
「ゴッツーン!!」
「そこにはめた角材、まだ固定していないから気をつけてね。」
「分かりました~。」
「ドカッ!(脳天直撃)」
みんなはヘルメットをあんまりしないんですけど、そそっかしい僕はヘルメットが無かったら血だらけになっていること間違い無しです。
「やべっ!ドリル折れた~!」
「巻き尺ってどこ行ったっけ?」
「うお~、このツール重っ!!」
「あれ~、この木短くない?」
「あ、切りすぎちゃった?」
「うげぇ~、疲れたわぁ~。」
「休憩、休憩~!」
やる気はあるものの、普段と全く勝手が違う現場になんとも頼りない感じです。
それでも手慣れたYukiさんが作業の中心に、スタジオワーク経験者のシュンさんの設計を軸に少しづつ少しづつ工事が進んでいきます。
角材が1本また1本と立っていくたびに、漠然とした夢だった自分達のスタジオが今まさに自分達の手によって生まれていこうとしているのが感じられます。
自分達のイメージをこの世に現す。
これは楽曲の製作もスタジオの工事も一緒ですね。
大変だけど、クリエイターの喜び、楽しさ、ここに極まれりって感じでしょうか。
アクシデント発生!
安全靴の底がはがれた!!
「まじっすかぁ~!!!!」
LAのオヤジ達の楽しい課外授業は夜がふけても続くのでした。
(オヤジバンドブログ「Central Avenue in Los Angeles」から転載しました。)
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