衝撃的体験を後にして、「俺が個人的に今回のNAMMで一番凄いと思うのがこれや!!」とシャンペーンさんお勧めのブースへ。
何これ!?
プラスチック樹脂製のギターのボディーの中にNYの街並が?
こっちはボディーの中にクモが?
ひっくりかえして裏をみても、どこにも開けるところも継ぎ目も無し。
どうやって作ったの?
ブースのテーブルの上でカタカタと動いている機械が一台...。
ガラスの台の上には塔のフィギュアがあって、何かの作業をしているみたいです。
傍らに同じ塔のフィギュアの完成形があったので手に取ってみると、塔の中は空洞になっていて、螺旋階段が精巧に繋がっていました。
まるで、レーザーで木を加工する例の機械のような精度です。
削り出しているようには見えないし、作業中のものも切っているようには見えないんだけど、何やってるんだろう?
説明を聞いてみたところ...驚きの事実が!!
続きは30秒後!
....というのは冗談ですが。
なんと、この機械はコンピューターに入力された3Dデータを元に、それを空間に再現する機械なのだとか!!!
なんですとぉぉぉ~!!!!
時代はそんな事をできるところまで来ていたんですか!!!
固まりを削り出すのではなく、物体を何も無い空間に構築していくんです。
先ほどの画像の白いドラム部分(正面から見るとドラムには見えませんが)に顔料と言うか、原料が入っていて、それをホースで送って、吹き付けるのかどうなのかどういう原理かは知りませんが、固形化させていくもののようです。
確かにパッと見には分かりにくかったのですが、塔が少しずつ高くなっていっています。
うぅ~ん、これは凄い技術だなぁ~。
感覚的にはインクジェットプリンターの立体模型版というところでしょうか。
これでギターを作っても音は良くないでしょうけどね。
機械の認知度を上げるためにギターのサンプルを作ってNAMMショーで営業をしているというところなんでしょうね。
楽器とは関係無いメーカーもありなんだなぁ~。
ビジネス大国アメリカの懐の広さに想いを馳せてみるのでした。
さて、そろそろメインブースに行ってみますか。
(オヤジバンドブログ「Central Avenue in Los Angeles」から転載しました。)
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